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ウリプリスタール酢酸エステルの効果・副作用・禁忌

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ウリプリスタール酢酸エステルの目次


ウリプリスタール酢酸エステルとは

ウリプリスタール酢酸エステルは、排卵の抑制や受精卵の着床を妨げる作用を持つ黄体ホルモンの一種です。

主に、緊急避妊薬として性行為後に妊娠を防ぐ目的で使用されますが、ホルモン調整作用を活かして子宮筋腫の治療にも用いられます。

ウリプリスタール酢酸エステルを用いた避妊法は、ウリプリスタール法と呼ばれており、性行為後に妊娠を防ぐ有効な方法として知られています。

この成分を含む製品にはエラやエラワンなどがあり、いずれも欧州やアメリカFDAではアフターピルとして承認されていますが、日本国内では未承認です。

エラ
エラ
エラワン
エラワン
メーカー アブディイブラヒム HRA Pharma
服用可能時間 120時間以内 120時間以内
1錠あたり 4,200円~ 3,960円~
商品詳細 商品詳細

ウリプリスタール酢酸エステルの避妊効果

ウリプリスタール酢酸エステルは、性行為から120時間以内の服用で妊娠を防ぐ働きがあります。

避妊成功率は85%以上とされており、避妊効果の高さに定評があります。

主な作用は、排卵の一時的な抑制と、子宮内膜を変化させて受精卵の着床を妨げることです。

日本国内で処方されるアフターピル成分のレボノルゲストレルは、服用のタイミングは72時間(3日)以内と定められており、過ぎると十分な効果が期待できなくなります。

一方で、ウリプリスタール酢酸エステルは服用までの猶予が約2日分ほど長いため、緊急時の妊娠のリスクをより確実に減らすことができます。

子宮筋腫の治療

緊急避妊薬として知られる一方で、子宮筋腫の治療にも使用されます。

子宮筋腫は、子宮の壁の筋肉層に発生する良性の腫瘍であり、エストロゲンの分泌が過剰になることが原因です。

この成分はエストロゲンを含まないホルモン剤で、体内のホルモンの働きを整えながら筋腫の成長を抑制する作用を持ちます。

その結果、子宮筋腫の縮小が期待でき、月経量の減少やそれに伴う貧血の改善にもつながります。

ウリプリスタール酢酸エステルの服用方法

アフターピルとして、1回1錠の服用で避妊効果が得られます。

性行為後120時間(5日以内)まで効果があるとされていますが、服用が早いほど避妊成功率が高まります。

そのため、避妊に失敗したとわかった時点で、早い段階での服用が望ましいです。

服用後も確実な避妊効果を維持するためには、次の月経が始まるまでは性行為を避けるか、避妊具などの別の方法を併用することが推奨されます。

また、すでに妊娠が成立している場合には、服用しても効果はなく、使用することはできません。

継続的な避妊手段としての使用は推奨されておらず、長期的な避妊を希望する場合には低用量ピルの併用が推奨されます。

さらに、服用から3時間以内に吐いてしまった場合は、成分が体内に十分取り込まれていない恐れがあるため、追加で1錠服用しましょう。

また、母乳中にも成分が排出されるため、服用後7日以内の授乳は控えてください。

ウリプリスタール酢酸エステルの副作用

医薬品には全て副作用というものが存在します。

それはウリプリスタール酢酸エステルも例外ではありません。

薬の本来の目的通り働く効果を主作用といい、本来の目的以外で出てしまう効果を副作用と言います。

一般的に薬に含まれる成分は、1つの症状にのみ作用するわけではなく、望む治療効果以外にも作用してしまう場合が多いです。

服用時の体の体調によって副作用が生じる場合や、成分に対するアレルギー症状が副作用として生じる場合があります。

起こりやすい副作用

・吐き気、腹部、不快感、嘔吐
・骨盤痛、胸の圧痛
・頭痛、めまい、気分変動
・筋肉痛、腰痛、疲労感

ウリプリスタール酢酸エステルの副作用として、上記の副作用が生じやすいとされています。

これらはホルモン環境のバランスが一時的に乱れていることから生じる副作用となっているため、ウリプリスタール酢酸エステルの効果が薄まると同時に軽減されていきます。

どれも一時的な症状であり、深刻に捉える必要はありませんが、症状が重い場合や長引く場合には、医師にご相談ください。

妊娠初期の出血と生理の区別

アフターピルを服用し、避妊に成功すると消退出血という出血が発生します。

消退出血は、アフターピルの作用によって引き起こされた生理のような症状です。

この消退出血は、妊娠初期に発生する着床出血と呼ばれるものに似ており、見分けにくいと感じる人が多くいます。

なぜ出血したのかを見極める方法は、出血するまでの時間をチェックすることです。

消退出血は、アフターピル服用後3日~3週間ほどの間に発生します。

一方、着床出血は排卵日の1週間後、生理予定日の1週間~数日前に発生します。

出血の時期が3日以上あいていれば、避妊に成功したと判断できるといえるでしょう。

ただし念のため、婦人科やクリニックで確認することをお薦めします。

生理が来ない

ウリプリスタール酢酸エステルを服用した月は、生理周期に影響を受けるケースがあります。

排卵が一時的に抑えられるため、次の月経が通常よりも数日遅れることもあります。

予定日通りに生理がこない場合でも、それだけで妊娠を判断することはできません。

ただし、月経予定日の1週間~10日以上の遅れがある場合や、吐き気や嘔吐といった妊娠初期症状が見られる場合は注意が必要です。

もしもこのような兆候が見られた場合には、妊娠の可能性も考慮し、早めに医師の診察を受けてください。

ウリプリスタール酢酸エステルを服用してはいけない人

ウリプリスタール酢酸エステルを服用するにあたって以下に該当する方は服用をしてはいけません。


・ウリプリスタール酢酸エステルに対しての過敏症を発症した経験がある方
・妊婦
・重度の肝障害を患っている方

過去にウリプリスタール酢酸エステルが含まれた薬剤を服用して過敏症を引き起こした経験のある方は服用してはいけません。

重度の肝障害を抱えている方は、ウリプリスタール酢酸エステルの成分によって症状を増悪させる可能性があります。

これは、ウリプリスタール酢酸エステルが肝臓で代謝を受けるため、肝障害により機能低下している場合、肝臓に負担がかかってしまうためです。

また、既に妊娠している妊婦がウリプリスタール酢酸エステルを服用しても避妊効果はありません。

治療上、利益性がないことから禁忌に指定されています。

ウリプリスタール酢酸エステルの併用注意薬

医薬品を服用する際には、併用禁忌薬と併用注意薬というものが存在します。

併用禁忌薬はウリプリスタール酢酸エステルと一緒に服用することで体に重大な影響を与えてしまう可能性のある医薬品です。

ウリプリスタール酢酸エステルを服用する際には、自分が現在服用中の薬をしっかりと確認する必要があります。

併用注意薬はウリプリスタール酢酸エステルと一緒に服用することで体に様々な影響が及ぶ可能性があり注意が必要な医薬品です。

薬の効果を弱めてしまったり、逆に強めてしまう場合があるので、注意してください。

併用禁忌

ウリプリスタール酢酸エステルと同時に服用してはいけない医薬品は存在しませんが、以下で注意すべき医薬品を記載しています。

併用注意

・抗てんかん薬、HIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬

アフターピルとの併用によって肝の薬物代謝酵素を誘導し,アフターピルの代謝を促す恐れがあるため注意が必要です。

・セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)

こちらもまた肝臓の薬物代謝酵素を誘導し、アフターピルの代謝を促す恐れがあるため注意が必要です。

セント・ジョーンズ・ワートを含む健康食品やサプリメントを摂取しているという方は、ウリプリスタール酢酸エステルを服用する際には控えてください。

また、これらは同時に服用することも望ましくありませんが、ウリプリスタール酢酸エステルを服用する4週間以内に服用している場合も効果の妨げになる恐れがあるため、そのような場合には医師に相談してから服用するようにしてください。

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参考サイト
ellaOne Package leaflet
ウリプリスタル酢酸エステル-Wikipedia
Long-term treatment of uterine fibroids with ulipristal acetate